瀬戸内海国立公園 小豆島八十八ケ所おへんろ 歩き遍路・自動車巡拝観光サポート 案内します

山岳霊場

山岳霊場

小豆島霊場の特色として 険阻な山間の洞窟の中にご本尊をお祀りしている札所です
 嶮しい山道を登り岩崖を登り洞窟のなかで 修験道場として多くの行者さんが修練とご祈祷をしています 弘法大師様も修行されたと伝えています
お護摩の紫煙が立ち読経の声が響きます
吉田山越え
「ナームダーイシヘンジョウコンゴ・・・・オダイシサーマニコーミョウシンゴン」
   お遍路さんの 掛け声が 山にこだまする 吉田庵へ山越え

第1番 洞雲山 ご本尊 毘沙門天王

          御真言 オンベイ シラマンダヤ ソワカ
          納経所 第3番 観音寺 ☎ 0879-82-0685

高い岸壁に大木の老杉と大師堂はじめ建物との調和が山岳霊場をかもしだしています 大自然の中に「大師お杖の水」と称する泉に水鏡の仏様を拝し石畳から礼拝堂を経て 石の登廊から洞窟に入る 
ご本尊毘沙門天王は七福神に数えられ 福徳財宝をもたらす本尊として信仰されています

第1番 洞雲山

本尊の前に福徳の壺が置かれ 5円硬貨を入れ 壺から5円(ご縁)を頂く毘沙門天王と縁を結び福徳を得られると言われています
静寂な雲上の洞窟のなかで読経している人の声も我が声も天声となり清浄な心となり言い尽くせぬ安らぎと喜びを感得する
6月~7月20日まで快晴の良い日13時~15時の間岩壁に夏至観音様が光現されることを念じ参拝しています

歩きおへんろ順路 第2番 碁石山~0.4k~第1番 洞雲山~0.4k~3番奥の院 隼山
マイクロバス順路  第8番 常光寺~2.3k~第2番 碁石山~0.2k~第1番 洞雲山


第2番 碁石山 ご本尊 浪切不動明王

          御真言 ナウマクサンマンダ バザラ ダン センダン マカロシヤダ 
              ソワタヤ ウンタラタ カンマン
          納経所 第8番 常光寺 ☎ 0879-82-2180

本坊第8番 常光寺からマイクロバスで山門駐車場まで登れます 門前に立つと弥勒殿上の上に日本一の修行大師像がお迎えしています
石の参道を登りつめると明るく開けた空間に出ます眼下に穏やかな内海湾 「二十四の瞳」の田ノ浦半島 右に転じれが寒霞渓・星ケ城の山々一大パノラマです
岩壁を切り開いて作られた石段を下ると大きな洞窟に入ります奥にはご本尊浪切不動明王が安置され 正面に護摩壇が設けています 
灯明を献じ護摩札にお願い事を書き お焚きあげします ご住職様とご一緒に読経・ご祈念して頂けます。

碁石山 大護摩

暗い洞窟の中でろうそくとお護摩の焔のあかり太鼓に合わせ読経していると一瞬の別世界である
お焚きあげ後壇線の下からお護摩の火に手・数珠を照らしそれを体の悪いところをお加持すると功徳があるといわれます
毎年秋11月第2日曜日修業大師前広場で紫燈大護摩供・火渡りの儀式が奉修されます

歩きおへんろ順路  第7番 向庵~1.6k~第2番 碁石山~0.4k~第1番 洞雲山
マイクロバス順路  第8番 常光寺~2.5k~第2番 碁石山~0.2k~第1番 洞雲山


3番奥の院 隼山 ご本尊 聖観世音菩薩

           御真言 オン アロリキャ ソワカ
           納経所 第3番 観音寺 ☎ 0879-82-0685

第1番 洞雲山から400m瀬戸内海の景色を眺めながら是非へんろ道を歩いてください 途中展望台があります田ノ浦半島から瀬戸内海を隔て四国の山々 淡路島が望めますよく晴れた日には鳴門海峡大橋が見えます
播磨灘に面した山肌に洞窟があります ご本尊は海中から出現したと言われる聖観音様を安置しています 舟人 漁師の信仰が厚い

歩きおへんろ順路 第1番 洞雲山~0.4k~3番奥の院 隼山~1.7k~第3番 観音寺
マイクロバス順路 第1番 洞雲山~県道経由5.8k~3番奥の院 隼山~2.2kk~第3番 観音寺
 


第14番 清滝山 ご本尊 地蔵菩薩・不動明王

           御真言 オン カカカビ サンマエイ ソワカ
           不動明王 ナウマクサンマンダ バザラ ダン センダン マカロシヤダ 
                ソワタヤ ウンタラタ カンマン
           納経所 第13番 栄光寺 ☎ 0879-82-0441

境内地を観光道路県道29号線が走り便利な札所となりましたが小豆島霊場でも難所と言われ登り3キロの山道です そして小豆島霊場最高地に位置します 
奇岩が屏風のごとくそそり立ちその下に2つの洞窟があり一つは慈悲窟と呼ばれ安産延命地蔵菩薩が安置され多くの夫婦が子宝を授かり成長知恵福徳の利益あり 一つは降魔窟と呼ばれ不動明王安置され護摩火焔の煙は洞内を覆い難病諸悪を除き寿命長遠の御利益を叶える
観光一般の参拝者もおおい

歩きおへんろ順路 第13番 栄光寺~3k~第14番 清滝山~3k~第20番 佛ヶ滝
マイクロバス順路 県道29号~第14番 清滝山~3k~第20番 佛ヶ滝


第18番 石門洞 ご本尊 勝軍地蔵菩薩

           御真言 オンカカカビ サンマエイ ソワカ
           納経所 第16番 極楽寺 ☎ 0879-82-2160

名勝寒霞渓20景の一つに称せられ風光明媚 静寂清楚な佇まいです
寒霞渓は山中に断崖 奇岩が多くあり 大きな自然石でできた門を通りますとこから石門と名がつきました
弘法大師空海上人は当地を御修行中当山洞窟にお籠りになり護摩修行をされた 朱色の舞台づくりの洞窟の奥には勝軍地蔵様が安置され北向きの地蔵様とも呼ばれています

第18番 石門洞本堂

勝負事開運におかげがあるとされ日々お護摩が修されている 
岩壁には寄せ石造りでは日本一といわれる二丈八尺の不動明王大石仏があり僧坊の奥には阿字観道場 不動出現の滝があり修行道場として最適の霊場である
秋には紅葉谷とも呼ばれるもみじの名所です

歩きおへんろ順路 第20番 佛ヶ滝~1k~第18番 石門洞~2.7k~第17番 一ノ谷庵
マイクロバス順路 第20番 佛ヶ滝~0.6k駐車場~0.4k~第18番 石門洞~8.2k~第24番 安養寺


第20番 佛ヶ滝 ご本尊 薬師如来

           御真言 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
           納経所 第21番 清見寺 ☎ 0879-82-1061

境内地を観光道路県道29号線が通り便利になった 寒霞渓の洞窟に薬師如来像を安置する 弘法大師御修行の霊地にして大師残せるご加持石は不思議な霊徳を授かる 洞窟の上岩壁には弘法大師の念力手形が残る

歩きおへんろ順路 第14番 清滝山~県道3k~第20番 佛ヶ滝~1k第18番 石門洞
マイクロバス順路 第14番 清滝山~3k~第20番 佛ヶ滝~0.5k~第18番 石門洞駐車場


第41番 仏谷山 ご本尊 薬師瑠璃光如来

           御真言 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
           納経所 第40番 保安寺 ☎ 0879-75-1084

本坊第40番 保安寺からのおへんろ道はいちめい「へんろころがしの道」とも言われ難所の一つです 
山門前にマイクロバス駐車場があります駐車場からは参道両脇に壇信徒の寄進した玉垣が並び御詠歌が静かに流れています

第41番 仏谷山参道

洞窟の中は広く 暗くほのかな灯りを頼りに ご本尊薬師瑠璃光如来様にすすみます 弘法大師がご修行中当洞窟で病人の治療に努めたといわれる
洞窟の石は「薬師石」として病気平癒 無病息災のおかげを頂いています

昭和30年代大きな団体(200人~300人)が白装束に身を固め急な坂道をへばりつく様に長く尾を引くように登っていました 
先頭のお先達が大きな声で「ナームダイシ ヘンジョウコンゴ」と唱えます後ろにつづくおへんろさんも復唱してつづきお先達が「オダイシサマニハ コウミョウシンゴン」と唱えると皆が続き 掛け合い助け合いながら難所を超えていきました

境内からの眺めは素晴らしいよくぞここまでお参りができたと手を合わす

歩きおへんろ順路 第40番 保安寺~1.6k~第41番 仏谷山~0.6k~第42番 西の瀧
マイクロバス順路 第40番 保安寺~2.5k~第41番 仏谷山~2.8k~第42番 西の瀧


第42番 西の瀧 ご本尊 十一面観世音菩薩

           御真言 オン マカキャロ ニキャ ソワカ
           納経所 第33番 長勝寺 ☎ 0879-75-1598

瀬戸内海を南に受け霊場の景観と眺望は小豆島霊場の一大典型である
弘法大師空海上人の開創と伝えられ奥ノ院の岩窟に湧き出る霊泉は大師の加持水として有名です 島内最古刹であり重要文化財「梵鐘」などが残されている 

第42番 西の瀧

昭和45年山火事の大火で全山焼失したが昭和52年諸堂が再建された境内は整備され護摩堂からの眺望は眼下に三都半島 エンジェルロード瀬戸内海の向こうには四国の山々屋島・八栗山を望む

第41番 仏谷山からはへんろみちを歩きたい所だ

歩きおへんろ順路 第41番 仏谷山~0.6k~第42番 西の瀧~1.3k~第35番 林庵
マイクロバス順路 第41番 仏谷山~2.8k~第42番 西の瀧~2k~第35番 林庵


第44番 湯舟山 ご本尊 千手千眼観世音菩薩

           御真言 オン バザラ タラマ キリク
           納経所 第43番 浄土寺 ☎ 0879-75-2125

中山千枚田(棚田)の上にあり昭和60年環境庁より全国名水100選に指定された こんこんと湧き出る湧水は棚田を潤し地元住民の簡易水道水源地として利用されている小豆島にあって数少ない山に囲まれ海が見えない札所です 少し荒れていますが境内に残る古い杉 夫婦真泊など往時を忍ばせます

歩きおへんろ順路 第43番 浄土寺~0.5k~第44番 湯舟山~1.3k~第47番 栂尾山
マイクロバス順路 第43番 浄土寺~1.1k~第44番 湯舟山~2.4k~第47番 栂尾山


第47番 栂尾山 ご本尊 十一面観世音菩薩

           御真言 オン ロケイ ジンバラ キリク
           納経所 第46番 多聞寺 ☎ 0879-62-1670

棚田を通り山中の小さな祠へ 細い山道を行くと無住でいつも戸は閂で閉められている洞窟につく 岩肌はいつも湿っている 裸電球一つの灯りとろうそくの灯り修験の道場として神秘的な霊気が漂う

歩きおへんろ順路 第44番 湯舟山~1.3k~第47番 栂尾山~0.6k~第48番 毘沙門堂
マイクロバス順路 第44番 湯舟山~2.4k~第47番 栂尾山~3.5k~第48番 毘沙門堂


  

第48番 毘沙門堂 ご本尊 毘沙門天王

            御真言 オン ベイ シラマンダヤ ソワカ
            納経所 第46番 多聞寺 ☎

第47番 栂尾山から急な細い山道を下ります 自動車参拝はぐるりと迂回して第48番 毘沙門堂下まで行きます歩くほうが早く近いのですが足元が悪く年輩の方はほとんど自動車での移動になります
山の中の一軒家にご本尊左甚五郎作と伝える立派な等身大の毘沙門天様を安置しています 福をもたらす本尊として崇められています

歩きおへんろ順路 第47番 栂尾山~0.6k~第48番 毘沙門堂~0.5k~第46番 多聞寺
マイクロバス順路 第47番 栂尾山~3.5k~第48番 毘沙門堂~0.5k~第46番 多聞寺


 

第60番 江洞崫 ご本尊 辨財天女

           御真言 オン ソラ ソバテイ エイ ソワカ
           納経所 第58番 西光寺 ☎ 0879-62-0327

山岳霊場は山の中ですがここは海辺の洞窟です 柳の集落をすぎ船溜まりの道をゆくと鳥居が見えます 浜辺の向こうには四国屋島がすぐそこに見えます 洞窟は石段を下ります 砂岩からできた洞窟だろうか大きなほこらになっています ご本尊は辨財天女を安置し 昔から首より上の病が治るといわれ蓄膿症 眼病 耳鼻など・・・

歩きおへんろ巡拝路 第59番 甘露庵~2.3k~第60番 江洞崫~3.1k~第61番 浄土庵
マイクロバス巡拝路 第59番 甘露庵~2.3k~第60番 江洞崫~3.1k~第61番 浄土庵


72番奥の院 笠ヶ滝 ご本尊 不動明王

            御真言 ナウマクサンマンダ バザラ ダン センダン マカロシヤダ 
                ソワタヤ ウンタラタ カンマン
            納経所 第72番 滝湖寺 ☎ 0879-62-1017

山岳霊場の名の通り岩をよじ登りご本尊へ
マイクロバスは岩の登り口まで行けますが 第71番 滝の宮堂からのへんろ道修行をしませんか 
山道を登り岩を渡って 本堂下鐘楼でお不動様にご挨拶の鐘を打ち金剛杖を置き鎖を頼りに岩を登り 暗い細い岩の穴を通り本堂へ

笠ケ滝 岩登り

洞窟のおくにご本尊不動明王が安置されています 賽銭箱には御利益を頂いた指輪がうず高く積まれている
窓からは天空の眺めだ 灯明を献じ手を合わせ読経していると本当に御利益を授けてくださる気持ちになる
登りよりも下りのほうが難しいだろう四つん這いになり後すだりしながら下っていくと安全だ 駐車場まで2カ所の岩場がある駐車場に無事降りると 皆一様に安堵し達成感を味わっている

歩きおへんろ順路 第71番 滝の宮堂~1.6k~72番奥の院 笠ヶ滝~0.5k~第72番 滝湖寺
マイクロバス順路 第71番 滝の宮堂~4k~72番奥の院 笠ヶ滝~0.5~第72番 滝湖寺


第81番 恵門の瀧 ご本尊 不動明王

           御真言 ナウマクサンマンダ バザラ ダン センダン マカロシヤダ 
                ソワタヤ ウンタラタ カンマン
           納経所 第80番 観音寺 ☎ 0879-67-2873

この霊場も山岳霊場の一大典型であろうマイクロバスは山門下の駐車場まで
参道には団体玉垣 記念碑 仏像が並び厄除け坂があり 老杉の大木の向こう正面に間口25間の朱色に塗られた舞台作りの本堂 行場の威容です
 洞窟の奥には30年に一度御開帳の秘仏ご本尊不動明王がまつられています お大師様が百日間籠られ人々を助けられたご祈祷所の道場です 厄をのがれる善男善女は後おたたず お遍路様に限らず参拝しています

山岳霊場 第81番 恵門の瀧本堂

洞内では護摩札にお願い事を書き灯明を献じ 護摩壇の周りに座し住職様のお護摩焚きあげのそばで太鼓の調子に合わせ読経する 
知らず知らず境地の世界に入るのか声も高らか一心に拝んでいる
お焚きあげが終わると壇線の下から火に手・数珠等かざしそれを体の悪いところを加持するとおかげを頂けると言われている
手を合わせる 相互礼拝 感謝を忘れず素直に生きよう

歩きおへんろ順路 第80番 観音寺~5.2k~第81番 恵門の瀧~7.2k~第82番 吉田庵
マイクロバス順路 第80番 観音寺~6.6k~第81番 恵門の瀧~8.9k~第82番 吉田庵

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